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出産手当金はいくらもらえる?育児休業給付金との違いを現役人事労務が解説

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YU

30代女性で夫と3歳の子どもと3人暮らし。実体験をもとに役に立つ情報を発信します。 仕事は大手企業にて給与計算・産休育休相談など労務領域を担当。夫婦でサイドFIREを目指しています。

産休中の収入、「出産手当金」で補える

YU
「産休・育休」とひとくくりに語られがちですが、実は産休中と育休中とでは、もらえるお金の制度がまったく別物だということをご存知でしょうか。
育児休業給付金はよく聞くけど、産休中のお金ってどうなるんだろう…そもそも出産手当金って何?
YU
産休(産前産後休業)期間中の収入を補ってくれるのが「出産手当金」です。育児休業給付金とは財源も対象期間も異なる、別の制度なんです。この記事では、出産手当金の金額の計算方法から、混同しやすい育児休業給付金・出産育児一時金との違いまで整理して解説します。
HIRO
名前が似ている制度が3つも出てくるから、僕も最初は混乱したよ。それぞれ財源が違う独立した制度で、条件を満たせば同時に受け取れるということを知っておくと安心だね。

この記事では、次のことが分かります。

  • 出産手当金とは何か、対象になる人・ならない人
  • 出産手当金の金額の計算方法
  • 出産手当金がもらえる期間(いつからいつまで)
  • 育児休業給付金・出産育児一時金との違い
  • 申請方法と注意点

出産手当金とは?対象になるのは健康保険の被保険者本人

出産手当金は、健康保険(協会けんぽ・健康保険組合)の被保険者本人が、出産のために会社を休み、その間給与が支払われなかった場合に支給される制度です。

出産手当金の対象になる人・ならない人

  • 対象になる:会社員・公務員等、健康保険(協会けんぽ・健保組合)に加入している被保険者本人
  • 対象にならない:国民健康保険の加入者(自営業・フリーランス等、そもそも出産手当金の制度自体がない)
  • 対象にならない:健康保険の被扶養者(配偶者の扶養に入っている人。被保険者本人のみが対象)
YU
「自分は健康保険に入っているから対象」というシンプルな話ではなく、国民健康保険や被扶養者は対象外という点に注意が必要です。パート・アルバイトの方でも、勤務先の健康保険に加入していれば対象になります。

出産手当金はいくらもらえる?計算方法

出産手当金の1日あたりの支給額は、次の計算式で求められます。

出産手当金の計算式

  • 1日あたりの支給額 = 支給開始日以前の継続した12ヶ月間の標準報酬月額の平均額 ÷ 30日 × 2/3

YU
ざっくり言うと、月給のおよそ3分の2程度が日割りで支給されるイメージです。育児休業給付金の支給率(休業開始から180日間は67%、それ以降は50%)と近い水準ですが、計算のベースになる金額(標準報酬月額か賃金月額か)や制度自体が異なるので、混同しないよう注意してください。
HIRO
会社から給与が出ている期間は、出産手当金の日額以上の給与が支払われていればそもそも支給されず、日額を下回っていれば差額だけが支給される仕組みになっている。会社の休業中の給与規定も合わせて確認しておくといいよ。
HIRO
我が家の場合も、実際に妻が産休に入ったとき「思ったより少ないな」という印象を受けたよ。「月給の3分の2」と聞くとそこまで大きな減額に感じないかもしれないけど、そもそも残業代がまるごとつかなくなる分、額面ベースでの下がり幅はもっと大きい。家計全体で見ても収入がかなり減った実感があって、産休・育休期間は僕の収入への依存度が一気に高まったのを覚えている。

出産手当金はいつからいつまでもらえる?

出産手当金の対象になる期間は、出産日以前42日間(多胎妊娠の場合は98日間)から、出産日後56日間までのうち、実際に労務に服さなかった日数分です。

出産手当金の対象期間の目安

  • 単胎(一人)の場合:産前42日+産後56日=最大98日分
  • 多胎(双子以上)の場合:産前98日+産後56日=最大154日分
  • 出産が予定日より遅れた場合、遅れた日数分も産前期間として加算される
YU
出産日当日は産前期間に含まれる点も覚えておくとよいです。予定日より出産が遅れるケースは珍しくないので、「思ったより支給日数が多かった」ということもあります。

育児休業給付金・出産育児一時金との違い

名前が似ていて混同しやすい3つの制度を整理します。

出産手当金・育児休業給付金・出産育児一時金の違い

  • 出産手当金:財源は健康保険。産休(産前産後休業)中の収入を補う。目安は月給の2/3
  • 育児休業給付金:財源は雇用保険。育休中の収入を補う。目安は休業開始180日間は67%、以降50%
  • 出産育児一時金:財源は健康保険。分娩・入院費用そのものを補う一時金(原則50万円)

YU
それぞれ財源も対象期間も別の制度なので、要件を満たせば出産手当金→育児休業給付金の順に切れ目なく受け取り、出産育児一時金は分娩費用の精算として別途もらえる、という組み合わせが基本パターンになります。
HIRO
育児休業給付金のシミュレーションは以前の記事で詳しく解説しているから、産休中の出産手当金と合わせて読むと、産休・育休を通してどれくらいの収入になるかイメージしやすいよ。

申請方法と注意点

出産手当金は、勤務先を経由して、加入している協会けんぽまたは健康保険組合へ申請します。「健康保険出産手当金支給申請書」に、本人記入欄に加えて、医師・助産師の意見欄、事業主の証明欄への記入が必要です。

YU
自分で厚生労働省や健保組合に直接申請するわけではなく、勤務先の人事労務担当者を通して手続きするのが基本です。産休に入る前に、勤務先の担当者へ早めに相談しておくとスムーズです。
HIRO
支給を受ける権利には時効があって、対象期間の各日の翌日から2年で時効になる。産休・育休で忙しくて後回しにしがちだけど、申請を忘れずに進めよう。

妊娠・出産にまつわるお金、まとめてチェック

YU
出産手当金と合わせて、育休中にもらえる育児休業給付金や、出産費用そのものについても知っておくと、産休・育休期間全体のお金の見通しが立てやすくなります。

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妊娠中から、もしもの備えも考えるなら

YU
産休・育休中の収入の見通しが立ったタイミングで、妊娠中に入れる医療保険についても調べておく方が多いです。

妊娠中でも入れる医療保険があることを知らない方も多いですが、保険会社ごとに商品も条件も違うため、一人で比較して選ぶのは簡単ではありません。

YU
家計を見直すなら、まず優先すべきは毎月固定でかかっている固定費です。
HIRO
中でも保険料は、結婚・出産のようにライフイベントで家族構成や必要な保障が変わるタイミングこそ見直す価値が大きい。そのときどきの貯蓄額も踏まえて、保障内容や保険料が今の自分たちに合っているか確認しておきたいよね。

ただ、保険は商品数が多く、素人目には何がどう違うのか正直分かりにくいのが実情です。契約書の小さな文字で自分に不利な条項が入っているケースもあるため、しっかり確認してから契約する必要があります。

そこでおすすめなのが、無料でプロに相談するという選択肢です。

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よくある質問

Q. 出産手当金はいくらもらえる?

A. 支給開始日以前12ヶ月間の標準報酬月額の平均額を30日で割り、その2/3を1日あたりの支給額として計算します。目安は月給のおよそ3分の2です。

Q. 出産手当金と育児休業給付金は両方もらえる?

A. はい。出産手当金は産休中、育児休業給付金は育休中とそれぞれ対象期間が異なる別制度のため、要件を満たせば続けて受け取れます。

Q. パート・アルバイトでも出産手当金はもらえる?

A. 勤務先の健康保険(協会けんぽ・健保組合)に加入していれば対象になります。国民健康保険の加入者や、配偶者の扶養に入っている方は対象外です。

Q. 出産手当金はいつ振り込まれる?

A. 申請から振込までは通常1〜2ヶ月程度かかることが多いです。産休に入る前に勤務先の担当者へ手続きの流れを確認しておくと安心です。

Q. 出産手当金の申請に期限はある?

A. あります。支給対象期間の各日の翌日から2年で時効になるため、早めに申請することをおすすめします。

まとめ

この記事のポイント

  • 出産手当金は健康保険の被保険者本人が対象。国民健康保険加入者・被扶養者は対象外
  • 支給額は標準報酬月額の平均÷30日×2/3が目安
  • 対象期間は産前42日(多胎98日)+産後56日、最大98日分(多胎154日分)
  • 育児休業給付金(雇用保険、育休中)・出産育児一時金(健康保険、分娩費用)とは別制度で、要件を満たせば併用できる
  • 申請は勤務先経由。支給を受ける権利は2年で時効になるため早めの手続きがおすすめ

YU
産休中のお金は「出産手当金」、育休中のお金は「育児休業給付金」と、対象期間で切り分けて考えると整理しやすくなります。産休に入る前に、勤務先の担当者へ早めに相談しておきましょう。

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30代女性で夫と3歳の子どもと3人暮らし。実体験をもとに役に立つ情報を発信します。 仕事は大手企業にて給与計算・産休育休相談など労務領域を担当。夫婦でサイドFIREを目指しています。

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