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iDeCoの掛金上限、2027年1月から引き上げ?変更点とわが家の対応を解説

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HIRO

30代の経済産業省登録の中小企業診断士。日々の家計の節約術・決算資料から投資に役立つポイント解説を発信します。 妻と3歳の子どもの3人暮らし。夫婦でサイドFIREを目指してます。

iDeCoの掛金上限が上がるって聞いたけど、自分はいつからいくらまで拠出できるようになるんだろう・・・

この記事では、2027年1月から適用されるiDeCoの拠出限度額引き上げの内容を、対象者別の新しい上限額・手数料改定・加入可能年齢の拡大まで整理して紹介します。

iDeCoの制度改正について、

  • 自分の立場(会社員・公務員・自営業者等)でいくらまで拠出できるようになるのか分からない
  • いつから新しい上限額が適用されるのか正確に知りたい
  • 上限が上がったら、実際に拠出額を増やすべきか迷っている
HIRO
結論から言うと、2027年1月の引き落とし分からiDeCoの拠出限度額が引き上げられることが法律として確定しているんだ。特に企業年金のない会社員は月23,000円から月62,000円へ、約2.7倍に引き上げられる予定だよ。

iDeCoの拠出限度額引き上げはいつから?

HIRO
2025年5月に国会へ提出された年金制度改正法案が、同年6月13日に成立したんだ。施行は2026年12月1日で、実際に新しい上限額が反映されるのは2026年12月拠出分(2027年1月の引き落とし分)からだよ。
YU
もう法律としては決まってるんだね。あとは実際の反映を待つだけってことか。

以前は「2027年1月から62,000円に引き上げ予定」という見込み情報として扱われていましたが、2026年9月時点では既に法律が成立し、施行日・適用時期とも確定している制度改正です。

加入者区分ごとの新しい上限額

引き上げ額は加入者の立場によって異なります。

加入者区分現行の上限額2027年1月〜の上限額
企業年金のない会社員(第2号被保険者)月23,000円月62,000円
自営業者等(第1号被保険者)月68,000円月75,000円
企業年金のある会社員月12,000〜20,000円(企業年金の種類による)企業年金等と合算した共通枠(月62,000円)に統一
公務員月20,000円共済掛金相当額を差し引いた額(月54,000円程度の見込み)
専業主婦(夫)(第3号被保険者)月23,000円月23,000円(変更なし)

HIRO
特に大きな変更点は、企業年金のある会社員・公務員について「iDeCo単体の上限」という区分自体が撤廃されることなんだ。今後は企業年金(確定給付企業年金等)とiDeCoを合算した共通の上限枠(月62,000円)の中で、iDeCoにどれだけ回せるかが決まる仕組みに変わるよ。
YU
つまり、企業年金の掛金が多い人ほど、iDeCoに回せる余地は相対的に小さくなるってことだね。
HIRO
そういうこと。自分がどの区分に当てはまるか、正確な金額は加入している企業年金制度によって変わるから、勤務先や運営管理機関に確認するのが確実だよ。

なぜ引き上げられるのか

今回の引き上げは、私的年金(iDeCo)を通じた老後の自助努力による資産形成を後押しすることが狙いとされています。あわせて、iDeCoの加入可能年齢も65歳未満から70歳未満に引き上げられ、就労期間の長期化に対応した制度に見直されます。企業型DCのマッチング拠出(会社の掛金に従業員が上乗せする制度)の上限規制も、2026年4月に撤廃される予定です。

手数料も同時期に改定される

HIRO
上限額の引き上げとは別の話だけど、「iDeCoの運用実績と転職時に慌てた移換手続きの実体験」で紹介した口座管理手数料も、同じ2027年1月引き落とし分から改定されるんだ。

手数料改定の内容(2027年1月〜)

  • 国民年金基金連合会の手数料:105円→120円(月額)
  • 事務委託先金融機関の手数料:66円(据え置き)
  • 合計の月額最低手数料:171円→186円
  • 加入時手数料(2,829円)・移換関連の手数料は変更なし

約15年ぶりの手数料改定で、原材料費・人件費の上昇が理由とされています。月額15円程度の差ではありますが、上限額の引き上げとあわせて把握しておきたいポイントです。

私の場合:増額の予定はなし、NISA優先

YU
HIROさんは、上限が62,000円になったら拠出額を増やす予定はあるの?
HIRO
実は今のところ増やす予定はないんだ。NISA・こどもNISAを優先したいと思っているよ。

理由は60歳まで引き出せないという制約の大きさにあります。これから住宅購入や子どもの養育費でお金がかかってくることが見込まれるため、流動性の低い資金をこれ以上増やすのは得策ではないという判断です。

YU
仮に将来増やすとしたら、運用商品の構成は変える?
HIRO
いや、増やすとしても商品の構成比は変えないと思うよ。オルカンと国内株式インデックスを半分ずつという今のバランスは変えずに、単純に金額だけ増やす形になるかな。

YU
この引き上げのニュースを最初に聞いたときはどう感じた?
HIRO
最初は素直に朗報だと思ったよ。でも冷静に考えると、実際に投資に回せる余力がそこまである人は多くないだろうから、結局のところ多くの人にとってはあまり意味がないんじゃないかとも感じてる。上限が上がっても、それをフルに使い切れる家計ばかりではないからね。

上限引き上げを機に確認しておきたいポイント

上限が上がったからといって、必ずしも上限いっぱいまで拠出額を増やす必要はありません。次の点を確認してから判断するのがおすすめです。

  • 自分の正確な新上限額:特に企業年金のある会社員・公務員は、共通枠の中でiDeCoにいくら回せるか勤務先や運営管理機関に確認する
  • 生活防衛資金への影響:iDeCoは60歳まで引き出せないため、拠出額を増やす前に手元の生活防衛資金が十分か見直す。詳しくは「資産形成では現金は薄いほうがいい?」で解説しています
  • NISAとの優先順位:iDeCoは所得控除、NISAは運用益非課税という異なる税制優遇があるため、どちらを優先するかは家計全体で考える。詳しくは「NISAと確定拠出年金を夫婦でどう使い分ける?」で解説しています

よくある質問

iDeCoの拠出限度額はいつから上がりますか?

2026年12月拠出分(2027年1月の引き落とし分)からです。2025年6月に法律が成立しており、施行日は2026年12月1日です。

会社員の上限額はいくらになりますか?

企業年金のない会社員は、現行の月23,000円から月62,000円に引き上げられます。企業年金のある会社員は、企業年金等と合算した共通枠(月62,000円)に統一されます。

専業主婦(夫)の上限額も上がりますか?

専業主婦(夫)(第3号被保険者)の上限額は月23,000円のまま変更ありません。

上限額が上がったら、必ず拠出額を増やすべきですか?

必ずしもそうとは限りません。iDeCoは60歳まで引き出せないため、生活防衛資金や他の資産形成手段(NISA等)とのバランスを踏まえて判断することが大切です。

上限が上がれば、多くの人の資産形成にとって朗報ですか?

制度としては朗報ですが、実際に上限いっぱいまで拠出できる投資余力のある家計は多くないとも言われています。住宅購入・教育費等、他に資金が必要なライフイベントとのバランスを踏まえて、自分にとって意味のある引き上げかどうかを見極めることが大切です。

まとめ

HIRO
iDeCoの拠出限度額は2027年1月から会社員なら最大62,000円まで引き上げられる予定だよ。ただ、僕自身は増額の予定はなくて、住宅や養育費に備えてNISA・こどもNISAを優先するつもり。正直、投資余力に限りがある人にとっては、上限が上がってもそこまで意味を持たないケースも多いんじゃないかな。
YU
手数料も同時期に少し上がるから、あわせてチェックしておきたいね。
自分の加入区分での正確な上限額と、家計全体の資金使途を踏まえて、無理のない範囲で活用を検討してほしいな。
HIRO

この記事のポイント

  • iDeCoの拠出限度額引き上げは2025年6月に法律が成立済み、2026年12月拠出分(2027年1月引き落とし分)から適用
  • 企業年金のない会社員は月23,000円→62,000円、自営業者等は月68,000円→75,000円に引き上げ
  • 企業年金のある会社員・公務員は「iDeCo単体の上限」が廃止され、企業年金等と合算した共通枠に統一。専業主婦(夫)は変更なし
  • 加入可能年齢も65歳未満→70歳未満に拡大、口座管理手数料も同時期に171円→186円へ改定
  • 私(HIRO)自身は増額の予定はなく、60歳まで引き出せない制約を踏まえ住宅・養育費に備えてNISA・こどもNISAを優先する方針

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