住宅 住宅ローンの基礎

住宅ローンの借り換え、いつ・どう判断する?損益分岐点と諸費用の目安を解説

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HIRO

30代の経済産業省登録の中小企業診断士。日々の家計の節約術・決算資料から投資に役立つポイント解説を発信します。 妻と3歳の子どもの3人暮らし。夫婦でサイドFIREを目指してます。

住宅ローンを組んだら、それで終わりではなく「借り換えで得にならないか」を定期的にチェックするのも大事だと聞いたけど、実際どのくらいの金利差があれば借り換える価値があるんだろう・・・

この記事では、住宅ローンの借り換えで得しやすい目安・損益分岐点の考え方・諸費用の内訳を、住宅購入を検討中の診断士が整理します。

住宅ローンの借り換えについて、

  • そもそも借り換えるとどのくらい得になるのか、目安が分からない
  • 諸費用がかかると聞くけど、結局いくらかかるのか分からない
  • 今のローンのままでいいのか、定期的に見直した方がいいのか判断できない
HIRO
以前「住宅ローンの変動金利、上がったらどうなる?5年ルール・125%ルールの仕組みを解説」で金利上昇の仕組みを整理しましたが、今回はその続きとして「借り換え」を取り上げます。

借り換えで得しやすい3つの目安

住宅ローンの借り換えは、次の3つの条件がそろうと効果が出やすいと言われています。

借り換えで得しやすい目安

  • 今のローンと借り換え先の金利差が0.3%以上
  • ローンの残高が2,000万円以上
  • ローンの残期間が10年以上

YU
この3つがそろうと、どうして得しやすいの?
HIRO
残高が大きく、残期間が長いほど、金利差による利息の減少額そのものが大きくなるからだよ。逆にいうと、残高が少ない・残りの返済期間が短い場合は、金利差があっても得られるメリットが小さく、後で説明する諸費用の方が上回ってしまうこともある。

目安としては金利差0.3%以上から効果が出はじめ、金利差0.5〜1.0%以上あると、諸費用を差し引いてもメリットが出やすいとされています。ただしこれはあくまで一般的な目安であり、実際にいくら得になるかは残高・残期間・返済方法によって変わるため、次で説明する損益分岐点の考え方で個別に確認する必要があります。

損益分岐点の考え方:「総返済額の減少額 > 諸費用」

HIRO
借り換えの損得を判断する基本的な考え方はシンプルで、「借り換えによる総返済額の減少額」が「借り換えにかかる諸費用」を上回るかどうか、この1点に尽きるんだ。

たとえば、借り換えによって総返済額が60万円減る見込みでも、諸費用が30万円かかるなら、実質的なメリットは差し引き30万円ということになります。逆に、金利差だけを見て「お得そう」と判断してしまうと、諸費用まで含めると実はほとんど得していなかった、というケースも起こり得ます。

YU
金利差だけじゃなくて、諸費用まで含めた「手取りの差額」で考えないといけないんだね。
HIRO
そうなんだ。次の章で、その諸費用にどんな項目があるのかを具体的に見ていこう。

借り換えにかかる諸費用の内訳

借り換え時には、主に次のような諸費用がかかります。

項目内容・目安
事務手数料定率型・定額型があり、金融機関により3万円程度〜借入額に応じて100万円近くまで幅がある
保証料借入額の0.15〜2.0%程度が目安(保証料不要型は事務手数料や金利に上乗せされていることが多い)
登記関連費用司法書士手数料3万〜10万円程度+登録免許税(債権額×0.4%、条件を満たせば0.1%に軽減)
印紙税借入額に応じて200円〜6万円程度

YU
事務手数料の幅がすごく広いね。
HIRO
そうなんだよね。同じ借り換えでも、金融機関によって諸費用の合計がかなり変わるから、金利の低さだけでなく諸費用まで含めて複数の金融機関を比較するのが大事なんだ。

借り換えは「一度きり」じゃなく定期的にチェックすべき

YU
HIROは借り換えについてどう考えてるの?
HIRO
借り換え自体には賛成だよ。ただ「住宅ローンを組んだら終わり」じゃなくて、定期的に借り換えで得になるかをチェックすべきだと思ってる。金利環境って数年単位で結構変わるから、それによって損得も大きく変わる可能性があるんだよね。

HIRO
一方で、借り換えの手数料はしっかり加味して、損得を判断すべきだとも思う。さっき紹介した諸費用を無視して「金利が下がるなら借り換えよう」と飛びついてしまうと、実は諸費用の方が大きくて損をしていた、ということも起こり得るから。

YU
じゃあ、実際にどうやって損得をチェックすればいいの?
HIRO
僕自身は、モゲチェックのような住宅ローンの借り換えシミュレーションサービスを使ってみるのがいいと思ってる。今のローン条件と借り換え候補を入力するだけで、諸費用まで含めた損得を試算できるから、自分で電卓を叩くより手軽に定期チェックができるんだ。

今からできること

借り換えを検討する際、今からできることを整理しておきます。

借り換えチェックのポイント

  • 金利差0.3%以上・残高2,000万円以上・残期間10年以上の3条件を目安にチェックする
  • 金利差だけでなく、諸費用まで含めた「総返済額の減少額 > 諸費用」で損得を判断する
  • シミュレーションサービス等を活用し、年1回程度を目安に定期的にチェックする
  • 複数の金融機関で、金利だけでなく諸費用の内訳まで比較する
HIRO
住宅ローンを組む前の金利タイプの考え方は「住宅ローンの変動金利、上がったらどうなる?5年ルール・125%ルールの仕組みを解説」で、生活防衛資金や現金比率の考え方は「資産形成では現金は薄いほうがいい?わが家がインフレを見据えて現金比率を抑えてきた理由」でも紹介しているので、あわせて参考にしてほしい。
YU
シミュレーションサービスだけでなく、専門家に直接相談しながら判断したい方もいますよね。

借り換えで得をするかどうかは、金利差だけでなく諸費用・残り期間・団信の条件まで含めて総合的に判断する必要があり、シミュレーションサイトの数字だけでは判断しきれない部分もあります。とはいえ今借りている銀行に相談しても、わざわざ他行への借り換えを勧めてくれるわけではありません。ほけんNaviせつやくんなら、AIとFPが特定の銀行に偏らない立場で、住宅ローンの借り換えを含めた家計全体を無料診断してくれます。何度でも相談できて強引な勧誘もないので、今のローンを見直すべきか迷っている方はあわせてチェックしてみてください。

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HIRO
借り換えの検討段階を過ぎて、すでに返済自体が厳しくなってしまっている場合は、また別の相談先を頼るのも大事だよ。

借り換えで楽になるならまだいいのですが、すでに返済そのものが厳しく、借り換え審査も通らないという段階まで来てしまっている方もいるかもしれません。そうした深刻な悩みは人に相談しづらく、一人で抱え込んでしまいがちです。リトライは、周囲に知られずに何度でも無料で相談でき、競売になる前に任意売却という選択肢を検討できる専門サービスです。「住宅ローンが払えない?競売になる前に検討したい「任意売却」という選択肢を解説」でも詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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まとめ

HIRO
借り換えは金利差だけで判断せず、諸費用まで含めた損得で考えること。そして一度組んで終わりではなく、定期的にチェックする習慣を持つことが大事だね。
YU
シミュレーションサービスを使えば、手軽に定期チェックできそうだね。

この記事のポイント

  • 借り換えで得しやすい目安: 金利差0.3%以上・残高2,000万円以上・残期間10年以上
  • 損益分岐点の考え方: 総返済額の減少額 > 諸費用
  • 諸費用には事務手数料・保証料・登記関連費用・印紙税がある(金融機関により幅が大きい)
  • 借り換えは一度きりではなく、年1回程度を目安に定期的にチェックするのがおすすめ

住宅ローンは金額が大きい分、組んだ後も定期的に見直すことで、総返済額を大きく抑えられる可能性があります。ぜひ一度、今のローン条件を確認してみてください。




  • この記事を書いた人

HIRO

30代の経済産業省登録の中小企業診断士。日々の家計の節約術・決算資料から投資に役立つポイント解説を発信します。 妻と3歳の子どもの3人暮らし。夫婦でサイドFIREを目指してます。

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