今は住宅購入に向けて条件を整理している段階で、まだ内見には至っていません。ただ物件が決まって住宅ローンを組む日はそう遠くないはずで、前々から「住宅ローン控除とふるさと納税を併用するときは注意が必要」という話は耳にしたことがあったものの、具体的にどういう仕組みでそうなるのかは理解していませんでした。
調べてみると、住宅ローン控除とふるさと納税は併用できるものの、控除の仕組みを知らずに例年通り寄附してしまうと、一部を取りこぼして損をする可能性があることが分かりました。この記事では、その仕組みと注意点を整理します。



住宅ローン控除とふるさと納税は併用できる?
結論として、住宅ローン控除とふるさと納税は併用できます。どちらも利用したからといって、どちらかが無効になるわけではありません。
ただし、「控除の順番」と「住民税側の上限額」の2つが関係し合うため、ふるさと納税を例年と同じ感覚で寄附すると、住宅ローン控除の一部を使いきれなくなるケースがある点に注意が必要です。
なぜ損する可能性がある?控除が適用される順番

住宅ローン控除は、所得税から引ききれなかった残額があれば、翌年度の住民税の所得割額からも控除されます。ただし住民税から控除できる金額には上限があり、課税総所得金額等の5%・上限97,500円(令和4年1月以降に入居した一般的なケース)までと決まっています。


控除の適用順序(確定申告の場合)
- ①所得税から、ふるさと納税の寄附金控除が差し引かれる
- ②残った所得税額から、住宅ローン控除が差し引かれる
- ③住宅ローン控除で引ききれなかった分は、翌年度の住民税の所得割額から控除される(ただし上限は課税総所得金額等の5%・97,500円まで)