資産形成・FIRE

NISAの出口戦略とは?取り崩し方の考え方とわが家の方針を公開

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HIRO

30代の経済産業省登録の中小企業診断士。日々の家計の節約術・決算資料から投資に役立つポイント解説を発信します。 妻と3歳の子どもの3人暮らし。夫婦でサイドFIREを目指してます。

NISAでコツコツ積み立ててきたけど、実際に使うタイミングになったらどうやって取り崩せばいいんだろう?一気に売るのは怖いし、かといって計算が難しそうで後回しにしてしまっている・・・

この記事では、NISAの出口戦略(取り崩し方)の考え方・非課税枠復活の仕組みを、サイドFIREを目指す夫婦が整理します。

NISAの出口戦略について、

  • 定額法・定率法、そもそも何が違うのか分からない
  • 売却したらNISAの非課税枠はどうなるのか気になる
  • 実際にどう取り崩していけばいいのか、イメージが湧かない
HIRO
本サイトを運営している中小企業診断士のHIROです。「サイドFIREとは?わが家が目指す「辞めなくてもいい」働き方」で目標の資産形成について紹介しましたが、今回はその先、実際に資産を「使う」フェーズである出口戦略について整理します。

取り崩し方には3つのパターンがある

NISAの取り崩し方は、大きく分けて3つのパターンがあります。

取り崩し方の3パターン

  • 定額法: 毎月一定額を取り崩す。生活費が安定しやすいが、市場が下落している時に多く売ることになりやすい
  • 定率法: 残高の一定割合(年4%等)を取り崩す。資産の寿命を延ばしやすいが、受け取る金額が市場次第で変動する
  • 必要時取り崩し: 決まったルールを設けず、必要な分だけその都度売却する

YU
それぞれメリット・デメリットがあるんだね。
HIRO
そうなんだ。FIREを目指す人向けにはよく「4%ルール」が紹介されるんだけど、これは年金受給前(60〜65歳)は年4%、年金を受け取り始めたら3%以下に引き下げる、という段階的な考え方で語られることが多いよ。

非課税枠は復活する?売却時の注意点

NISAを取り崩す際に押さえておきたいのが、非課税枠の復活の仕組みです。

HIRO
NISAで商品を売却すると、「取得額」分の非課税保有限度額(1,800万円)が、売却した翌年の1月1日に復活するんだ。ここでポイントが2つある。

YU
どんなポイント?
HIRO
1つ目は、復活するのは「取得額」であって「売却額」ではないということ。値上がりした分の非課税枠が丸ごと復活するわけじゃないんだ。2つ目は、復活するのは非課税保有限度額(1,800万円)だけで、年間投資枠(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円)自体は復活しないということ。売却した年のうちに、その枠で再投資することはできないんだよ。

YU
売却してもすぐにまた投資に使えるわけじゃないんだね。
HIRO
そうなんだ。「売っても翌年まで枠が戻ってこない」ということは覚えておいた方がいいね。無計画に売買を繰り返すと、枠を無駄にしてしまう可能性があるよ。

わが家の取り崩し方針

YU
HIROは実際、どう取り崩していくつもりなの?
HIRO
僕は基本的には、生活費に必要な金額だけ、必要な分だけ取り崩していくというやり方がいいと思っているよ。定額法・定率法のように機械的にルールを決めるというより、必要時取り崩しに近い考え方だね。

HIRO
理由は、できるだけ投資元本自体を大きく減らさず運用し続けることで、取り崩したとしてもちゃんと減らない状態を作っていけるんじゃないかと思っているからなんだ。だから、その分現金は比較的多めに持つようにするんじゃないかな、と考えている。

YU
現金を厚めに持つことで、NISAからの取り崩し自体を抑えるってことだね。
HIRO
そういうことだね。運用資産を取り崩すより先に現金でまかなえる分はまかなうことで、投資元本の複利効果をできるだけ長く効かせたい、という考え方だよ。ただ、つみたて投資枠と成長投資枠、どちらから取り崩すかはまだ決めていないんだ。

HIRO
以前紹介したように、我が家はHDV等の高配当ETFも組み込んでいて、配当という形で定期的にキャッシュフローが入ってくる設計にしている。この配当分は、売却しなくても生活費に充てられる部分だから、取り崩しの必要性自体を下げてくれる存在でもあるんだ。

現金比率の考え方については「資産形成では現金は薄いほうがいい?わが家がインフレを見据えて現金比率を抑えてきた理由」でも紹介しているので、あわせて参考にしてほしい(取り崩しフェーズに入ったら、この現金比率の考え方も見直しが必要になりそうだと考えている)。

出口戦略を考える際のチェックポイント

ここまでの内容を踏まえ、出口戦略を考える際のチェックポイントを整理しておきます。

出口戦略のチェックポイント

  • 定額法・定率法・必要時取り崩し、自分の性格や生活スタイルに合った方法を選ぶ
  • 非課税枠は「取得額」分が「翌年」に復活する点を理解しておく(年間投資枠は復活しない)
  • 配当の出るETF等を組み込んでおくと、取り崩しの必要性自体を下げられる
  • 現金でまかなえる分を厚めに持ち、投資元本の取り崩しを抑える考え方も選択肢の一つ

証券口座をまだお持ちでない方は、「NISAと確定拠出年金を夫婦でどう使い分ける?わが家の資産形成の仕組みを公開」でわが家のNISA活用の全体像も紹介しているので、あわせてチェックしてみてほしい。

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まとめ

HIRO
NISAの出口戦略は、増やすフェーズとはまた違った難しさがあるテーマだね。定額・定率のようなルールを決めるのも一つの手だけど、僕は必要な分だけ取り崩し、現金を厚めに持つことで投資元本をできるだけ減らさない方針で考えているよ。
YU
取り崩し方にも、その人なりの資産形成の考え方が表れるんだね。

この記事のポイント

  • 取り崩し方には定額法・定率法・必要時取り崩しの3パターンがある
  • FIRE文脈では、年金受給前は年4%・受給後は3%以下という段階的な考え方が紹介されることが多い
  • 非課税枠は「取得額」分が「翌年」に復活する。年間投資枠自体は復活しない
  • わが家は必要な分だけ取り崩す方針で、現金を厚めに持ち投資元本の減少を抑えたいと考えている

NISAの出口戦略に正解は一つではありません。自分たちの資産構成や生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる取り崩し方を見つけていきたいですね。




  • この記事を書いた人

HIRO

30代の経済産業省登録の中小企業診断士。日々の家計の節約術・決算資料から投資に役立つポイント解説を発信します。 妻と3歳の子どもの3人暮らし。夫婦でサイドFIREを目指してます。

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