NISAでコツコツ積み立ててきたけど、実際に使うタイミングになったらどうやって取り崩せばいいんだろう?一気に売るのは怖いし、かといって計算が難しそうで後回しにしてしまっている・・・
この記事では、NISAの出口戦略(取り崩し方)の考え方・非課税枠復活の仕組みを、サイドFIREを目指す夫婦が整理します。
NISAの出口戦略について、
- 定額法・定率法、そもそも何が違うのか分からない
- 売却したらNISAの非課税枠はどうなるのか気になる
- 実際にどう取り崩していけばいいのか、イメージが湧かない

取り崩し方には3つのパターンがある
NISAの取り崩し方は、大きく分けて3つのパターンがあります。
取り崩し方の3パターン
- 定額法: 毎月一定額を取り崩す。生活費が安定しやすいが、市場が下落している時に多く売ることになりやすい
- 定率法: 残高の一定割合(年4%等)を取り崩す。資産の寿命を延ばしやすいが、受け取る金額が市場次第で変動する
- 必要時取り崩し: 決まったルールを設けず、必要な分だけその都度売却する


非課税枠は復活する?売却時の注意点
NISAを取り崩す際に押さえておきたいのが、非課税枠の復活の仕組みです。





わが家の取り崩し方針






現金比率の考え方については「資産形成では現金は薄いほうがいい?わが家がインフレを見据えて現金比率を抑えてきた理由」でも紹介しているので、あわせて参考にしてほしい(取り崩しフェーズに入ったら、この現金比率の考え方も見直しが必要になりそうだと考えている)。
実は、この「現金を厚めに持ち、必要な分だけ取り崩す」という考え方には、「バケット戦略」と呼ばれる取り崩し手法に近い部分があります。生活費の1〜3年分程度を値動きの小さい現金・預金で確保しておき、相場が暴落している時期はこの現金で生活費をまかなって投資資産の取り崩しを一時的に止めるという考え方です。暴落した時に売らないことが鉄則とされているのは、安くなったタイミングで資産を切り売りしてしまうと、その後の回復の恩恵を受けられなくなるためです。
よくある質問
現金はどれくらい持っておけばいい?
取り崩しフェーズ向けの解説では、生活費の1〜3年分程度を現金・預金等の値動きの小さい資産で確保しておくという目安がよく紹介されています。確定収入(年金等)を差し引いた上での生活費を基準に考えるのが一般的です。ただし年数が長いほど現金の割合が増え、その分投資に回せる資産の成長機会は小さくなるというトレードオフがあるため、何年分が正解というものではなく、自分がどこまでの下落なら動揺せず待てるかという許容度に合わせて決めるものだと考えています。
暴落中にどうしても取り崩しが必要になったらどうする?
理想は、上記のように確保しておいた現金で生活費をまかない、投資資産の取り崩し自体を一時的に止めることです。それでも現金だけでは足りない場合は、保有している複数の商品のうち、相対的に下落幅が小さいものや、配当・分配金で既に一部回収できている商品から優先的に検討するなど、一番大きく値下がりしているものを慌てて売らないようにする、という考え方が基本になります。
出口戦略を考える際のチェックポイント
ここまでの内容を踏まえ、出口戦略を考える際のチェックポイントを整理しておきます。
出口戦略のチェックポイント
- 定額法・定率法・必要時取り崩し、自分の性格や生活スタイルに合った方法を選ぶ
- 非課税枠は「取得額」分が「翌年」に復活する点を理解しておく(年間投資枠は復活しない)
- 配当の出るETF等を組み込んでおくと、取り崩しの必要性自体を下げられる
- 現金でまかなえる分を厚めに持ち、投資元本の取り崩しを抑える考え方も選択肢の一つ(生活費1〜3年分が一般的な目安、いわゆる「バケット戦略」の考え方に近い)
証券口座をまだお持ちでない方は、「NISAと確定拠出年金を夫婦でどう使い分ける?わが家の資産形成の仕組みを公開」でわが家のNISA活用の全体像も紹介しているので、あわせてチェックしてみてほしい。取り崩す資産をこれから育てるという方は、公式サイトから直接申し込むより、ポイントサイト「モッピー」を経由するだけでお得に口座開設ができます。
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まとめ


この記事のポイント
- 取り崩し方には定額法・定率法・必要時取り崩しの3パターンがある
- FIRE文脈では、年金受給前は年4%・受給後は3%以下という段階的な考え方が紹介されることが多い
- 非課税枠は「取得額」分が「翌年」に復活する。年間投資枠自体は復活しない
- わが家は必要な分だけ取り崩す方針で、現金を厚めに持ち投資元本の減少を抑えたいと考えている
NISAの出口戦略に正解は一つではありません。自分たちの資産構成や生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる取り崩し方を見つけていきたいですね。