


この記事では、経営企画として日常的に総務部とやり取りしている僕(HIRO)が、次の内容を解説します。
- 総務の具体的な仕事内容
- 総務の年収相場
- 総務に向いている人・向いていない人の特徴
結論から言うと、総務は「雑用係」ではなく、会社という組織そのものを物理的・制度的に支えるオペレーションのプロフェッショナルです。業務範囲の広さゆえに専門性が見えにくいのが、誤解されやすい理由になっています。
総務とは?仕事内容を解説
総務とは、オフィス環境の整備から会社運営に関わる幅広い事務・調整業務までを担う部門・職種です。「会社の縁の下の力持ち」と呼ばれることもあり、特定の専門領域に限定されない横断的な役割を担います。
主な業務内容は次の通りです。
オフィス管理・庶務業務
オフィスの備品管理・郵便物対応・来客対応・文書管理・契約書の保管等、会社運営の基盤となる業務を担います。一つひとつは地味に見えても、これが滞ると会社全体の業務が止まってしまう重要な役割です。
株主総会・取締役会の運営サポート
株主総会や取締役会の準備・運営(会場手配・招集通知の発送・議事録作成等)を担うことがあります。法務部と連携しながら進めるケースも多く、上場企業では特に重要度の高い業務です。
社内イベント・表彰式典の企画運営
全社総会・表彰式典・社内イベント等の企画・運営も総務の重要な仕事です。社員のモチベーション向上や組織文化の醸成に直結する役割を担います。
BCP(事業継続計画)・防災対策
災害・システム障害等の緊急事態が発生した際に事業を継続するための計画(BCP)の策定・運用、オフィスの防災備蓄・避難訓練の企画等を担います。近年、地震や感染症等のリスクへの関心の高まりから、重要性が増している領域です。
総務の業務範囲は、会社によって驚くほど幅があります。庶務中心の会社もあれば、法務・人事・広報等の隣接領域まで一手に担う会社もあります。「会社という組織を動かすために必要なことは何でもやる仕事」と捉えるのが実態に近いです。
総務の年収相場
総務の年収は、調査元によって次のように幅があります。
| 調査元 | 年収の目安 |
|---|---|
| 求人ボックス(掲載求人の集計) | 約420万円 |
| 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(平均年齢44.6歳) | 約514万円 |
| doda(主任・係長クラス) | 410万〜510万円 |
| doda(部長クラス) | 560万〜650万円 |
役職が上がるにつれて年収も上がっていく傾向がはっきり出ているのが特徴です。また、近年は法務・BCP・DX推進等の専門領域を担う総務ポジションが増えており、外資系企業やIPO準備企業等では年収1,000万円を超える求人事例もあるという調査結果もあります。英語力やマネジメント経験が評価されやすい傾向です。
総務の年収は、会社規模・業界・担当する業務の幅(庶務中心か、法務・BCP等の専門領域まで踏み込むか)によって大きく変動するのが特徴です。
私の場合:経営企画から見た総務のリアル






私(HIRO)の場合の実感
- 経営企画として関わる場面は幅広い。大きいものはオフィス戦略、小さいものは全社の表彰イベント・防災BCP
- 物理的なオペレーション部隊のためAIによる一気の効率化が難しく、地道なオペレーション改善の積み重ねが勝負になりがち
- 業務の幅の広さが最大の特徴。一見バラバラに見える業務を横断的にこなしている
総務に向いている人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえると、総務には次のような人が向いていると言えます。
総務が向いている人
- 幅広い業務を横断的にこなせる、汎用的な対応力がある人
- 地道なオペレーション改善をコツコツ積み重ねられる人
- 単なる「なんでも屋」ではなく、業務を俯瞰して価値を捉え直せる視点を持てる人
- 社内の様々な部門・人から頼られ、感謝されることにやりがいを感じられる人
逆に、「特定の専門スキルだけを深く磨きたい」というイメージが強い人や、目に見える成果がすぐ数値化されないと物足りなさを感じる人は、実務とのギャップに苦しみやすい可能性があります。総務の価値は、地道なオペレーションの積み重ねという形で表れるためです。
総務への転職・キャリアを考えるなら
総務は、経営企画・経理財務・人事・法務等と並ぶ「管理部門」の代表的な職種の一つです。未経験から総務を目指す場合も、逆に総務から他のキャリアへ進みたい場合も、管理部門に特化した転職エージェントを使うと、実務経験を踏まえた求人紹介を受けやすくなります。
1. MS-Japan【管理部門・士業特化、業界最大級の求人数】
MS-Japanは、経理・財務・法務・人事・総務といった管理部門(バックオフィス職)への転職に特化した老舗の人材紹介会社です。オフィス戦略・BCP・株主総会運営等、専門性の高い総務ポジションの求人にも強く、幅広い業務経験をキャリアとして言語化して転職活動を進めたい場合に頼りになります。
MS-Japanの特徴
- 経理・財務・法務・人事・総務等、管理部門特化の求人が業界最大級の19,000件
- 管理部門・士業特化型エージェントの転職支援実績No.1(※1)
- 一般層〜中堅層まで幅広いレイヤーに対応。東京・横浜・名古屋・大阪に拠点
※1 厚生労働省「人材サービス総合サイト」における管理部門・士業領域に特化した有料職業紹介事業者の「無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の就職者数」(2024年度実績を自社集計)による。なお、管理部門・士業領域への特化の有無は、当社において比較対象の有料職業紹介事業者のウェブサイトを全件閲覧して判断。(2025年8月1日時点)
MS-Japanはこんな方におすすめ
- 幅広い総務業務の経験を、キャリアとしてどう伝えればいいか整理したい方
- 未経験から管理部門への転職を考えていて、まずは求人を幅広く見てみたい方
2. ユメキャリAgent【大手人事目線の選考対策、職種を絞らない汎用型】
総務にこだわらず、職種・業界を絞らず幅広い選択肢から検討したい場合は、大手企業の人事担当者が立ち上げたユメキャリAgentもおすすめです。現役の人事目線での書類添削・選考対策に定評があり、登録者限定で1次選考免除の特典がある提携企業もあります。
ユメキャリAgentはこんな方におすすめ
- 職種や業界を絞らず、幅広い選択肢から転職先を探したい
- 面接や書類選考の対策をしっかり受けたい
- 「入社後も長く働ける会社」を重視して選びたい
「総務はやめとけ」「無能の集まり」と言われる理由の真相が気になる方は、「総務はやめとけ?「無能の集まり」と言われる理由の真相を解説」もあわせてご覧ください。同じ管理部門の「経営企画」「経理」「法務」の仕事内容が気になる方は、「経営企画とは?仕事内容・年収を解説」・「経理とは?仕事内容・年収・転職市場を解説」・「法務とは?仕事内容・年収・「きつい」と言われる理由を解説」もご覧ください。
よくある質問
総務は未経験からでもなれますか?
企業によっては第二新卒や若手層を未経験で採用するケースもあります。特定の資格が必須ではないケースが多い一方、幅広い業務に柔軟に対応できる汎用的な対応力が評価されます。管理部門特化の転職エージェントに相談し、自分の経験がどう評価されるか確認するのがおすすめです。
総務の年収はどのくらいですか?
調査元によって差がありますが、求人ボックスで約420万円、厚生労働省の統計調査で約514万円(平均年齢44.6歳)、doda調査では主任・係長クラス410万〜510万円・部長クラス560万〜650万円が目安です。近年は法務・BCP・DX推進等の専門領域を担うポジションで年収1,000万円を超える求人事例もあります。
総務はどんな人に向いていますか?
幅広い業務を横断的にこなせる汎用的な対応力があり、地道なオペレーション改善をコツコツ積み重ねられる人が向いています。「特定の専門スキルだけを深く磨きたい」というイメージが強すぎると、実務とのギャップに苦しみやすい傾向があります。
総務から他のキャリアに進むことはできますか?
総務で培った幅広い業務対応力・オペレーション改善力・社内調整力は、他社の総務・人事・広報等のポジションでも評価されやすいスキルです。管理部門特化のエージェントに相談することで、次のキャリアの選択肢を具体的に把握できます。
まとめ


この記事のポイント
- 総務はオフィス管理・株主総会運営・社内イベント企画・BCP/防災対策等を担う、会社運営を支える職種。業務範囲は会社によって大きく異なり「組織を動かすために必要なことは何でもやる仕事」というのが実態に近い
- 年収相場は調査元により幅があるが、求人ボックスで約420万円、doda調査では主任・係長クラス410万〜510万円・部長クラス560万〜650万円が目安。専門領域を担うポジションでは1,000万円超の事例も
- 物理的なオペレーション部隊のためAIによる一気の効率化が難しく、地道な改善の積み重ねが勝負になりがち
- 幅広い業務を横断的にこなせる汎用的な対応力があり、地道な改善を積み重ねられる人に向いている
- 業務を俯瞰して価値を捉え直せると、キャリアとしての価値を実感しやすい仕事
「総務は雑用係」というイメージだけで判断せず、実際の仕事内容と自分の適性を照らし合わせて考えてみてください。