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【サラリーマン08】サラリーマンは年金で足りない老後の生活費を退職金で補えるのか

一般的なサラリーマンは、老後の生活費を年金だけではとても補えないので、それを別の形で補う必要があります。
そこで、年金で足りない分の生活費を退職金ですべて補えるのかどうかを調べてみます。
・老後に最低限度の生活をする場合に年金だけで補えない額:1,800万円
・老後にゆとりのある生活をする場合に年金だけで補えない額:5,820万円
※上記の詳細については『サラリーマンは老後に年金以外にいくら必要か』をご覧ください。
そして、サラリーマンが定年まで勤めた場合の平均退職金額はこちらです。
・大学卒(管理・事務・技術職):1,941万円
・高校卒(管理・事務・技術職):1,673万円
・高校卒(現業職):1,128万円
※上記の詳細については『サラリーマンはいくら退職金がもらえるのか』をご覧ください。
これらのデータを見ると、大学卒で定年まで勤め上げた場合は、老後に最低限度の生活をするなら年金と退職金だけで何とか生活費を賄えそうです。
しかし、老後にある程度ゆとりのある生活をしようと思うと、年金と退職金をすべてあてても4,000万円近く足りない計算になります。
大学卒であってもこの状況ですから、高校卒の場合はもっと足りないです。
また、年金額は今現在受給している人の例で計算しているので今後はもっと減らされますし、受給年齢も上がることが予想されています。
そして、退職金の額は企業によって大きく異なりますから、それらのことを考慮すると、老後にゆとりのある生活をしたいと思ったら年金と退職金以外に5,000万円以上を用意しなければならない可能性があります。
ごく一般的なサラリーマンは、年金だけではとても足りない老後の生活費に退職金をすべてあてたとしても、ゆとりのある生活はとても送れないということがわかりました。