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【FX基礎05】FX(外国為替証拠金取引)ではレバレッジをかけて大きな利益を狙える!

これまで、FX(外国為替証拠金取引)のもつ様々な価値についてお伝えしてきましたが、今回はFX(外国為替証拠金取引)のもつ最高かつ最大の価値をお伝えします。
それは、レバレッジをかけたトレードができるということです。
■レバレッジとは
『レバレッジ』は、小さな力で大きなものを動かす『てこ』の原理から由来しています。
これを売買に当てはめると、小さなお金しか持っていなくても、それを元にして大きな買い物をするということを意味します。
例えば不動産投資などにおいて、自己資金は100万円しかなくても、銀行から融資(ローン)を受けて1,000万円の物件を買うことができます。
1,000万円の物件における家賃収入が発生しますし、例えばその物件を1,200万円で売却すれば、100万円の自己資金で200万円を得ることになります。
自己資金よりずっと大きな取引ができるわけですから、不動産投資はレバレッジをかけた投資ができるということです。
FX(外国為替証拠金取引)では、不動産投資のような銀行からのローンとは異なりますが、FX会社に預ける『証拠金』を元にして自己資金よりずっと大きな金額のトレードをすることができます。
例えば、100万円の資金に対して1,000万円の取引(トレード)をすることもできるのです。
ちなみに、これは自己資金の10倍の取引(トレード)ですから、『10倍のレバレッジ』をかけている状態です。
■レバレッジをかけたトレードで大きな利益を狙う
100万円の資金で1,000万円の取引(トレード)をする例で考えてみましょう。
『1ドル=100円』で100万円分のドル(USD)を買ったとすると、通常は1万ドル買うことができます。
しかし、FX(外国為替証拠金取引)ではレバレッジをかけることができますから、100万円の証拠金に対して10万ドル(1,000万円でも買うことができます。
レバレッジ10倍です。
そして、このレバレッジは為替差益とスワップポイント(金利)の両方に影響します。
『1ドル=100円』で10万ドルを買ったら「100円×10万ドル=1,000万円」の価値ですが、ドルが1円上がったところで売れば、「101円×10万ドル=1,010万円」となります。
つまり、10万円の為替差益が得られたということです。
ドル(USD)は 1日で1円上がることも普通にありますから、100万円の資金を元にしてたった1日で10万円の利益を得ることもできるのです。
たった1日で利益率10%ですから、これは本当にすごいことです。
しかし、このときにもしドル(USD)が1円下がったら、10万円の損失を被ることになります。
そこには注意が必要ですね。
そして、レバレッジ10倍のトレードであれば、受け取れるスワップも10倍になります。
マイナススワップが発生するトレードの場合は、10倍のスワップを支払う必要が出てきます。
レバレッジをかけたトレードをするということは、うまくいけば大きな利益を得られますが、場合によっては大きな損失につながる可能性もあるということです。
そのため、しっかりリスク管理をする必要がありますね。
できるだけ安い時に買ったりできるだけ高い時に売ったりすることで、より大きな利益を狙っていくのがいいと思います。
次回は、FX(外国為替証拠金取引)で損をする典型的なパターンについてお伝えします。
これを知っておけばFX(外国為替証拠金取引)で損はしないということになりますね。